自閉スペクトラム症への考え方とは?(ノーチェ)

この連載は「自閉スペクトラム症って何?」「知り合いや親戚のお子さんがそうみたい」
「今勉強しているけど」という方に、
少しでも「そっか!」と思える事があれば・・・と始めさせて頂きました。

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自閉スペクトラム症への考え方。

今回は、<考え方>についてお伝えしたいと思います。

1.障害?大変?

自閉スペクトラム症は、
社会的相互交渉の質的障害 、コミュニケーションの質的障害 、想像力の障害 
と大きく3つの特徴的な症状がみられます。

これだけでは、あまりピンとこないですよね。
以下のリンク先の具体例をみると↓
http://lovesomeonewithasd.com/category/autism-characteristic
イメージしやすいと思います。

ところで、これらの症状、特性をみて、みなさんはどう考えるでしょうか?
例えば、
「朝から晩まで何かあるたびに大声をあげているんです。」
「ダメって叱っても、笑っているし、同じ言葉のオウム返しかしないんです。」
「目につく物を綺麗に並べる事にこだわりすぎて」

学生時代の私は、
うわっそりゃ大変そうだ。
近づいたらパニック起こしそうだ。
可哀想なんだし、優しくしなくっちゃ。
・・・と思っていました。
そもそもこれらを、当時の私は一つ一つ「障害」だと思っていました。
*「障害(しょうがい)」とは、さまたげること。また、あることをするのに、
さまたげとなるものや状況。
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2.ポジティブシンキング重要説。

自閉スペクトラム症の事を考える時に、すごく大切だなと思うことがあります。
それは「ポジティブさと柔軟さ」です。
前向きで、柔軟な物事のとらえ方。これがとてもとても大切なのです。

私が自閉症スペクトラム支援を学んだ時に最も驚いたのは、先輩たちの
前向きで、柔軟な物事のとらえ方でした。

「大声をあげるのは、発信できてるんだよね」
「相手は決まっているし、場面も理解されているようだ」
「こちらのやる事が伝わったら、安心できそうかな」
「ダメという言葉じゃなくて、他の形で伝えわりやすい方法ないかな」
「ご本人がイイの方法がわかれば、ダメは減らせられるよね」
「物並べ、綺麗で丁寧だから、ポイント作業で目標を作れたらどうだろう」
「物の刺激が少なくする事で疲れなく完了できるかしら」

超ポジティブでした。
ただの否定ではなく、多面的に一つ一つをみて、考えてみる。
そして、「障害」ではなく、「特性」としてとらえている。
*特性(とくせい)とは、そのものだけが持つ性質。特有のすぐれた性質。特質。
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3.コリ固まった考え方は妨げかも!?

ふと思ったのです、妨げ(障害)になっているのはもしかして、
私自身の考えなのではないか・・!と。

できない、危険だ、問題だ・・と思っていた私。
いいんじゃない、素敵だね、これが得意をどう生かせるか・・と思った先輩。
※当然経験も違うので、余裕あるなしはありますが

考え方や見る方向一つで全然違うお話しになるんですよね。

もちろんネガティブな捉え方も、時にはあります。人間ですし。
でも、ここまで受け止められなくても、

少し距離や時間を経て、多面的に考えてみられたら
それは違っているのかもしれません。

* * * * *
「朝から晩まで体力すごくあるんだよなぁ」
「人の言葉真似が上手なのは、よく見てるんだなー」
「そんなにもまっすぐが好きなのね。」
自閉症スペクトラム症の方と接している、ご近所の方やバスの運転手さんから
時々このようなお話しを聞くことがあります。

詳しい症状や支援方法を知らなくてでも、
『そうかぁ、そういう個性なんだねぇ』と受け止めることの大切さ。
その事を、心に置いておくだけでも、きっと違うのだと思います。

その先に見えることも、きっと違っていくのではないでしょうか。
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15/12/2 ノーチェ

プロフィール

ノーチェ

illust2068自閉スペクトラム症のお子様の療育、成人の入所施設を経験し、
就労支援施設でジョブコーチを勤めておりました。
彼らとの暮らしの中で、学んだ事は数え切れません。その中の少しでも皆さまにお伝えできればと思っております。

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