【ちょっと勇気を出して早めの療育(4)】憧れの幼稚園(ハヌル)

ハヌルさんの連載第4回目。心身障害者福祉センターの幼稚園から、一般の幼稚園へ移った年長さんでの1年間のことを書いてくださいました。

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心障センターの先生のすすめで憧れの幼稚園

年長さんの進路を決める時期。担任の先生から普通の幼稚園に行くように言われました。
その頃の私は心障センターの幼稚園でどんどん成長し、彼のことをなんでもわかってくれる先生たちに囲まれ、安定した生活を送れることが本当に良いと思っていたので、泣きながら「追い出さないでください。ここに居させてください。」と懇願しました。

ところが、先生は「小学校で普通クラスに入るためには、健常児の集団での生活が必要になる。だから幼稚園にいかなきゃダメ。」と、背中を押してくれました。
そうして、息子は本来募集をしていない年長から、念願だった幼稚園に通うことになりました。

保護者会で息子のことを話す

園長の勧めもあり、私は保護者会で息子のことを話しました。
言葉が上手に話せない。時々パニックで泣き出す。遊ぼうと思ってトントンしたつもりが、力が入りすぎて誤解を招くかもなど…。
幸いなことに、突然入園した息子を子供たちもお母さんたちも暖かく迎えてくれました。
何か事件があってから「実はあの子…。」となる前に、こんなことができない。こんなことをしてしまうかも。ご迷惑をおかけします。でも、仲良くしてください。と素直に話したことで、息子がみんなと同じ事をちゃんとできる度に一緒に喜んでくれました。

何より、私が怖いと思ったのは、同じクラスのお友達でいつも教室を出て行ったり、時々パニックになる子がいました。でも、その子のお母様は何も言いません。もちろん、周りも何も言えません。ただ、噂ではうちの息子ではなく、その子が「心障センターに行けばいいのに。」と言われていました。

「できないことを先に伝えたことで、できた時に一緒に喜んでもらえる息子。」
「何も伝えていないので、普通のことができなかった時に周りに誤解を招くお友達。」
その周りの反応を見て、怖くもなり、勇気を出して話してよかったと本当に安堵しました。

担任の先生は息子の為だけに小さなホワイトボードを用意し、1日の予定を毎日図で書いてくれました。そして、「パニックになる前に名前を呼んで我に返らせる。」という息子の取扱説明書をきちんと守ってくれました。
遠足、運動会、お泊り保育など、みんなと同じようにする事ができ、無事に卒園式を迎えました。
最後に門を出るとき、
「園長先生のおかげで息子が無事に成長し、小学校に行くことができます。」と、最初に息子の発達障害を見つけて、私にそれを伝えてくれた園長先生に感謝しました。

プロフィール

ハヌル

ハヌル3歳の時に広汎性発達障害と診断された息子のママです。小さいころの療育のおかげで、今では普通の子と同じ生活を送ることができています。勇気を出して早めに療育することの大切さを伝えることができたらうれしいです。

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