【ちょっと勇気を出して早めの療育(3)】1年間の療育で得た取扱説明書(ハヌル)

心身障害者福祉センター内の子供発達支援センターへの毎日の通園が始まりました。

自閉症、ダウン症、てんかんなど、いろいろな障害を持った子供たちの15名ほどのクラス。みんな年少さんから通っていて、子供たちも楽しそうだし、何よりお母さんたちがみんな明るい!子供たちを受け入れて、先生たちを信頼して、みんな仲良しです。その上、息子はできることがだんだん増えていきました。

朝会で1日の予定を発表します。ここでは図に書いて何時までお散歩、そのあと、トイレ、お歌、お弁当などの予定を子供たちに教えます。先の予定がわかると落ち着いて行動できる子が多いとのことで、息子もその一人でした。

ひらがなが読めるようになり、出席カードを配る係もできるようになりました。お話も上手にできるようになってきました。

ただ、うまくいかないとちょっとパニックになる…。

そんな時、小児心理の先生との面談で言われたのは
「ボキャブラリーが少なくてかわいそう。たぶん言葉を知っていれば、自分の思っていることを伝えられるのに、なんと言っていいかわからないので、パニックになる。」
と…。
確かに大人の私たちでさえ、言いたいことが上手く伝えられない時にもどかしさを覚えるもので、それが小さな子供であれば、そうやって訴えるしかないんだろうな。と初めて思いました。

お弁当の時間にこんなことがあったそうです。
大好きなトマトを最後に食べようととっておいた息子。でも、フォークに刺すときに転がっていってしまったそうです。そのとき、心理の先生が同じ机で食べていたのですが、「大変だ!最後に食べると決めていたトマトがなくなってしまった!」と、息子がパニックで泣き出すと思ったそうです。

でも、隣のグループの机で食べていた息子の担任の先生が、「あっ!」と言って固まり、今にも泣き出しそうな息子に
「洗っておいで。すぐに洗えば大丈夫だから。」
と声をかけたそうです。
おかげで息子は我に返り、一生懸命トマトを洗ってニコニコ食べたそうです。
担任の先生、すごいな。と、思いました。

予定されていたことが予定通りに進まないとパニックになる。突然の出来事に対応できない。
一度パニックになると、修正するのが大変。だから、そうなる前に一声かける。これが大事だと思いました。

それ以来、
「予想外の事が起きたらパニックになる前に名前を呼ぶ」
が、息子の取扱説明書の第一項目になりました。

プロフィール

ハヌル

ハヌル3歳の時に広汎性発達障害と診断された息子のママです。小さいころの療育のおかげで、今では普通の子と同じ生活を送ることができています。勇気を出して早めに療育することの大切さを伝えることができたらうれしいです。

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