かわいい息子は自閉症(ゆうみ)

yuumi1息子が自閉症だなんて夢にも思っていない私は、上の子と同じように2才からプレ幼稚園に入れました。いや、2才になる前から入れようとしていました。

幼稚園側からOKをもらっていたのですが、入園説明会での息子の様子を見た幼稚園が、「やっぱり自信がないです」と言うので2才前での入園は見送りました。そして一年後からプレに入園したのですが、行くと毎回「おとなしく座ってくれない」「教室の棚によじのぼった」と、苦情のように伝えられていました。

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のびのびした自由な子だと思っていた。自閉症だった。

私は、息子を、今どきめずらしいくらいに元気な、のびのびとした、子どもらしい子どもだと思っていました。

3歳児検診で発達障害の兆候があったけれど

3才児健診の頃には、素人目にも「これは突っ込みどころ満載だな」ということがわかってきました。しゃべらない、話しかけても聞いていない(ように見える)ので、とにかく意思の疎通ができません。事前に家で目の検査(動物などが描かれたカードを見せる)、耳の検査(静かな部屋でささやきかけて反応を見る)なんて絶対無理。そして、オムツなんて取れる兆候がない!

確かに3才児健診では突っ込み満載だろうと思いつつも、私は気にしていませんでした。マイペースで、うれしかったら飛んだり踊ったりするし、しゃべらないけど要求はできるし、お友だちと遊ぶことはないけど、一人遊びが好きな子だっているでしょうと思っていましたから。後から思えばすべて自閉症の症状なのでしょうが、私にとっては、それらの彼の行動は、個性的なかわいい特徴でしかありませんでした。

いまでもそれが間違っているとは思いませんが、2~3才の子が飛んだり跳ねたりするのと、大人になってからでは違うということに当時は気づいていませんでした。

母親に執着がなくいつもあっという間に行方不明に。無事なのが奇跡。

認めたくはないのですが、この頃の息子は母に対する執着もなかったのではないかと思います。外に出るとすぐに走り出してしまい、1秒でも目を離せば迷子になりました。スーパーの中から周りを見ないで駐車場や道路に飛び出していくので、事故なく体が無事なのが奇跡のようです。

気に入らないことがあれば、場所を問わず泣きわめいたりひっくり返ったりするので、外に出るたびに私は周囲の冷たい視線に耐えなければなりませんでした。何度、泣きながらすべてを放り出してしまいたくなったかわかりません。

母はつらい。でも、一番つらいのは息子自身なんだ。

でも、本当につらかったのは息子なんですよね。行きたいところがある、興味のあるものがたくさんある、世界がキラキラして見えるのを楽しんでいたら、何にもわかってくれない母に捕まえられて、その都度怒られていたんですから。

少しづつ少しづつ、歩み寄りながら前へ進んでいます。

かわいい一心でひたすら育てていたら、息子は息子なりの折り合いをつけられるようになりました。親も必死で息子からのサインを読み取ろうと勉強しました。少しずつではありますが、息子のできることが増え、息子とできることが増え、意思の疎通ができるすばらしさを実感できるようになってきました。

今、息子はポツポツとしゃべったり、鼻歌を歌ったりする小学四年生になりました。

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